木造アパートってどうなの?と防音対策・騒音

前にも書きましたが、アパートは共同住宅ですので、おのずと一戸建てとは違ってきます。もちろん、一戸建てだからといって好き放題・・・ではご近所問題になると思いますが。


さて、一般的に木造のアパートは、音が漏れやすい、響きやすい、などど言われています。もちろん、一定の防音、防振対策は建物にも施工してあるものがほとんどですが、木造のイメージはあまりよくないのかな?と感じることが多いです。


しかし、木造アパートもデメリットばかりとは限りません。

例えば

・他の建築方法に比べ家賃が安い事が多い。

・断熱性が高い素材なので快適に過ごしやすい

・他の建築方法に比べると結露が出にくい。

・柱が細いので室内がスッキリしている。

・二階建てくらいまでなので小規模。 


などのメリットもあります。しかし、やはり木造アパートだと音問題が心配という話をよく聞きます。そんな時にお金をあまりかけずにできる防音対策をいくつかご紹介します。以前紹介したものと同じものもありますが、御了承下さい。


・音漏れが気になる壁側に背の高い家具を置く

・パタパタ、コツコツ音のする室内履きは使用しない(音のしないものなら、足音の吸収になる)

・ 壁際にテレビやオーディオなど音の出る家電を置かない。もし置く場合も壁から離すように。

・ 厚手のカーテンをする。(レースカーテンと厚いカーテンの二枚重ねの方がより防音対策になる。)

・ 防音性能のある絨毯やマットを敷く(カーペット、置き畳、コルクマット等) 

・スピーカー、テレビ等騒音の原因になりそうなものの下に防振マット、防音マットを敷く 

・消音テープを使用してドアの音を軽減

・ダイニングテーブルの椅子に足カバーをつける


このような対策でかなり変わると言われています。


ただ『私はこんなに対策して気を遣っているのに、隣は・・・』なんて考えてしまうと、本末転倒というか・・・考え方、感じ方は人それぞれなので、とても難しい問題です。


例えば、住んでいる家の近くに幼稚園があったとします。毎日、園児の声が聞こえてきた時に

『お♡今日も元気だな』と感じたり考えるか『うるさい』と感じたり考えるかで、同じ音でも話は全く違います。前者にとって『園児の声』はなんでもない日常ですが、後者にとっては、騒音でしかありません。

共同住宅でも、ある程度は同じだと思っています。どんな音だとしても、感じ方、考え方で気にならない音でもあり、騒音でもあるのです。

引っ越したした時に両隣と上下階は挨拶した方が・・・とお話しするのも、どこの誰だか、どんな人かもわからない人が出す音、よりも多少でも雰囲気がわかった人が出してる音では、ちょっと気持ちが違うと感じるからです。

騒音問題は解決が難しい事が多いのですが、ストレスや怒りの気持ちを持ってしまってからでは、ますますこじれていってしまいます。

以前の記事にも書きましたが、音問題でお悩みの時には、ストレスを溜めないうちに、管理業者に連絡して下さい。すぐに解決ができないことも多いかと思われますが、話すだけでも気持ちが少し楽になるかもしれません。


そして、木造アパートも悪くないな、と思って頂ければ嬉しいです。


村上住研

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