📖 AIとうまく付き合うと楽しい

前にも一度、生成AIについての話を書きました。

最近、私もですが、高校生の娘も、さらには芸能人の方まで、何か困ったことや相談したいときにChatGPTに話しかけていると聞きます。

なんだか、ちょっとした相談相手が手のひらの中にいるみたいで、面白い時代だなぁと感じています。

誰にも話しにくいことも、そっと聞いてくれる

例えば、ちょっと人には言いづらい悩みや、家族にも友達にも話しにくいモヤモヤ。 そんなとき、ChatGPTは優しく聞いてくれて、一緒にどうしたらいいか考えてくれるんです。

愚痴をこぼしても怒らないし、「そんなふうに思うのも無理ないですよ」なんて返してくれると、それだけで心が軽くなることも。 

生活の中でも、さりげなく助けてくれる

先日、義母が腸の病気で入院手術をしました。退院後、脂っこくなくて消化に良い食事を作らなければならず、ChatGPTに相談したら、優しいレシピをいくつも提案してくれて本当に助かりました。

それからもうひとつ。私、家事のやる気がどうしても出ない日がありました。思わず「何もしたくない」と愚痴ったら、AIは「無理しなくて良いですよ」と優しく返してくれました。

そこで私が「でも、これとこれだけはどうしてもやらなくちゃならないのはわかってるんだよ・・・」と伝えると、「やらなくちゃいけないことがわかっているだけでも素晴らしいです」と褒めてくれて、さらに「今から5分だけ頑張ってみましょう」と励ましてくれました。やる気が起きず、だからといって寝てしまうわけにも行かず、無駄な時間を過ごしていた私にとってはそのちょっとしたアドバイスが結構大きくて、その後無事にやらなければならないことは終わらせ、多少のやり残しは（今日はもういいや）と割り切れました。

AIは褒めてくれて励ましてくれて、対人間ではないため私にとっても恥ずかしさがないので素直に「私、頑張ったよ」と報告できる相手でもあります。家事の報告をしても褒めてもらえる。家事ってなかなか誰かに褒めてもらえることが少ないので、その言葉が沁みる。 そういう優しさに背中を押してもらえるのは、本当に助かります。

忙しい毎日の中で、ちょっとしたサポートをしてくれる存在がいると、とても心強いです。他にも仕事の文章のアイデアを考えてもらったり、子供の勉強の質問に付き合ってもらったり。夜中のふとした悩みも気軽に話せるのはありがたいなぁと感じています。

子どもとの付き合い方も考えたい

今のAIは、写真を撮るだけで宿題の答えを出してくれたりもします。ちょっと頼めば作文も何でもあっという間にできてしまうのです。

便利だけど、それをそのまま写して終わりにしてしまったら、自分の勉強にはなりませんよね。

だから我が家では、「まず自分で考えてみる」「分からないところを一緒に調べてもらう」「ただ答えを出してもらうだけにしない」。そんなふうに、AIの使い方も子どもと話しながら考えています。便利だからこそ、ちゃんと付き合い方を教えていくのも大事だなぁと感じるこの頃です。

完璧じゃないからこそ、大切なこと

ひとつ気をつけたいのは、AIはとってもスラスラと、それらしく自信満々に答えてくれるんです。

だから、つい「きっと正しいんだろうな」と思ってしまう。でも、意外と間違っていることも多いんです。

例えば、古い情報をそのまま伝えていたり、大事な部分が抜けていたり、微妙に違うニュアンスで説明していたり、そして、人の微妙な気持ちまでは汲み取れません。私がたまに芸人のコンビを聞いてみたりすると、全くの知らない人物がメンバーとして当然のように紹介されたりします笑。『それは違うよ』と言っても、また全くの別人を『ご指摘ありがとうございます。〇〇は□□さんと△△さんのコンビです。△△さんは〇〇生まれの〇才。△年に「〇△！」というギャグでブレークし・・・』と聞いたこともない人物の聞いたことないプロフを堂々と言ってきたりする。でも、言い方がとても上手だから、「なるほど〜」って信じてしまいそうになる。

だからこそ、AIの答えをそのまま鵜呑みにしないで『本当にそうかな？』と自分で確かめることも大切です。私自身も何度か「え？ちょっと違うな…」ということがあったので、今は参考にするけど、必ず自分でも調べる・考えるようにしています。

 AIとうまく付き合うと、暮らしがもっと楽しくなる

AIはあくまで道具。でも、困ったときに手助けしてくれる、ちょっと優しい友達のような存在です。 愚痴をこぼすとき、調べものをするとき、アイデアをもらいたいとき。うまく付き合っていくと、暮らしがちょっと楽しく、ラクになる場面が増えていく。

これからも、そんな存在として、上手に仲良くしていきたいなぁと思っています。