最近の比較的新しい建物では、床下換気口というもの自体がないこともあるようですが、アパートや住宅の基礎部分に付いている柵やメッシュ状のものが床下換気口です。
その名の通り、床下を換気するために基礎部分に付いている換気口になります。もちろん付いている建物には必要なために付いています。
しかし、この床下換気口、冬の室内を冷やしてしまう原因の一つでもあります。床下換気口を開けることによって、床下が外気と同じような温度になってしまい、床を冷やす要因となるからです。
床下換気口からの影響を受けず、住宅を寒くさせないための対策について書いてみようと思います。
まず、比較的新しいタイプの床下換気口は、開け閉めが出来るものがあります。その場合、寒い季節になってきたら、閉めて下さい。アパートや賃貸物件の場合閉めて良いものか?悩むかもしれませんが、少なくとも弊社で管理している物件にお住まいの方は閉めて大丈夫です。
床下換気口を閉めてしまうと、換気口としての働きは低くなってしまうのですが、冬は、空気も乾燥していますので、春までの期間ぐらいならほぼ問題ないです。閉めたからと言って建物が大変なことになる!と言うことはないので、開閉可能なタイプなら閉めましょう。
しかし中には、古いタイプで開閉が出来ない床下換気口もあると思います。その場合は、発泡スチロールなどを換気口のサイズに切り、はめ込むことで寒気の流入を防ぐことが出来ます。
多少手間はかかりますが、やっておくのとやらないのではかなりの差があると思います。ぜひやってみて下さい。
賃貸ではない物件にお住まいで、床下換気口があるタイプのおうちでは、「断熱性能を持った床下換気口を設置する」という方法もあります。ただし、現在付いている床下換気口と交換するので工事が必要になります。
まもなく12月。一段と寒さが厳しくなってきます。建物の寒さ対策もですが、暖かい服装をして、手肌の乾燥対策も忘れずに、様々な感染症にも注意しつつ、少しでもハッピーに過ごしていきましょう。
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