暑い季節になると、熱中症対策として水分補給が重要になります。
しかし、水分補給の方法によっては、思わぬ病気を引き起こしてしまうこともあるのです。
ペットボトル症候群と呼ばれるこの病気は、糖分の多い清涼飲料水やスポーツドリンクを大量に飲み続けることによって発症する、糖尿病の急性症状です。
正式名称はソフトドリンク・ケトアシドーシスまたは清涼飲料水ケトーシスと呼ばれています。
ペットボトル症候群の症状
ペットボトル症候群の主な症状は以下の通りです。
・ 著しい喉の渇き
・大量の尿
・倦怠感
・嘔吐
・腹痛
・意識障害
重症化すると、昏睡状態に陥ったり、命に関わることもあるため注意が必要です。
ペットボトル症候群の危険性
ペットボトル症候群は、特に以下のような人に発症リスクが高いと言われています。
・ 糖尿病の予備軍や軽度糖尿病患者
・肥満気味の人
・運動不足の人
・暑い環境で長時間過ごす人
また、10代~20代の若い世代にも多く見られることから、特に注意が必要です。
ペットボトル症候群の予防法
ペットボトル症候群を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
・ 水や麦茶などの無糖飲料をこまめに飲む
・糖分の多い清涼飲料水やスポーツドリンクは控えめに飲む
・1日に1.5リットル以上の清涼飲料水を飲むのは避ける
・喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする
・運動する場合は、水分補給をしっかり行う
もしペットボトル症候群の疑いがある場合は 上記のような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
まとめ
ペットボトル症候群は、適切な水分補給を怠ることによって引き起こされる、恐ろしい病気です。日頃から意識して予防し、健康的な生活を送りましょう。
**参考**
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